PLAYER DEVELOPMENT MODEL|U6-U7
U6-U7 基礎期
「ボールと自分」
THEME
ボールを自由に扱い、相手と勝負する楽しさを知る
戦術を細かく教え込むのではなく、ボールと身体を自在に動かす基礎をつくる時期です。見る・運ぶ・止める・方向を変える・相手をかわす・ゴールへ向かうという、サッカーの原型をたくさん経験します。指導では「楽しさ」と「成功体験」を最優先にしています。
戦術の単位:個人

GROWTH
この年代の発達の特徴
- 集中できる時間が短いので、説明は短く、メニューはこまめに変えます。
- 自分とボールを中心に世界を見ています。みんながボールに集まるのは自然な発達の姿です。
- 走る・跳ぶ・止まる・曲がるなど基本の動きが発達の途中。ボールを使ったコーディネーションを多く取り入れます。
- 「できた」という実感が意欲につながります。成功できる難しさに調整し、何度も挑戦できる環境をつくります。
PLAY
攻守で求めること
攻撃
最も大切なのは「ゴールへ向かう」こと。前を見て、進めるなら進む。相手がいればかわし、ゴールが見えればシュート。
守備
相手とゴールの間に立つ。サイドへ追い込む。簡単に抜かれない。
切り替え
失ったらすぐ寄せる。奪ったら前を見て運ぶ。
チーム
複雑な戦術は求めず、「みんなでボールに集まらない」感覚を育てます。
PERCEPTION
何を見るか(認知の範囲)
最初に見るものは、ボール → ゴール → 相手 → 空いている場所。「顔を上げなさい」ではなく、何を見るのかを具体的に伝えます。
COACHING
コーチングのポイント
- 説明は短く、プレー回数とボールタッチを最大に。
- 「右へ行け」ではなく「ゴールはどこ?」「相手はどこ?」「空いているところは?」と問いかけます。
- 失敗で止めすぎず、何度も挑戦できる環境をつくります。
- 一人ひとりが主役になれるよう、少人数のゲームを多く使います。
48 WEEKS
12のテーマ(例)
1年を4週ずつ12のサイクルに分け、1つのテーマを最低4週続けて学びを定着させます。テーマの順番は、チームの状況に合わせて入れ替えます。
IN PRACTICE
トレーニングの現場から
12のテーマは、毎週のトレーニングと試合のなかで繰り返し取り組みます。ドイツ遠征では、現地クラブとのトレーニングで学んだことを試します。



EXIT
次の年代へ渡す力(出口)
- 両足でボールを扱える
- 顔を上げながら運べる
- 左右へ方向転換できる
- 1vs1で抜く・守るの基礎
- 体を使ってボールを守れる
- ゴール方向を認知できる
- 攻守の切り替えに反応できる
- 近づきすぎないサポートの初歩
- チャレンジする姿勢
FOR PARENTS
保護者の皆さまへ
この年代は「勝ち負けより楽しさ」。ボールに群がるのは正常な発達です。できる・できないより「やってみる」ことを大切にしています。
試合の日は「指示」ではなく「応援」を
| 控えてほしい声かけ | おすすめの声かけ |
|---|---|
| 「そこでパス!」「打て!」 | 「いいぞ!」「ナイスチャレンジ!」 |
| 「なんで今のを外すの!」 | 「惜しい!次いこう!」 |
| 「審判ちゃんと見て!」 | 判定にはコメントせず、拍手で応援 |
帰り道は反省会よりも「楽しかった?」「どんなプレーに挑戦した?」と聞いてみてください。
子どもたちの合言葉
| 場面 | 合言葉 |
|---|---|
| 攻めるとき | ひろがって、まえへ! |
| ボールを失ったとき | すぐ とりかえす! |
| 守るとき | ぬかれない! |
| ボールを奪ったとき | まず まえを 見る! |
お子さまが家で口にしたら「どういう意味?」と聞いてみてください。