PLAYER DEVELOPMENT MODEL|U14-U15
U14-U15 高度戦術融合期
「ゲームをコントロールする」
THEME
クラブプレーモデルを自立して実行できる選手になる
攻撃・守備・トランジション・ポジション別の原則を統合し、試合を分析して状況に応じて判断できる「戦術的に自立した選手」を目指す時期です。
戦術の単位:チーム・ポジション

GROWTH
この年代の発達の特徴
- 身長の伸びが落ち着くにつれて、筋力や持久力が伸びやすくなります。負荷は一人ひとりの成長に合わせて段階的に上げます。
- 論理的に考え、自分のプレーを客観的に振り返れるようになります。映像や試合分析を使った学びが効果的です。
- 自分の考えを持つ時期。答えを与えるより、選手の意見を聞き、対話で判断基準をすり合わせます。
- 進路や学業など、サッカー以外の課題も増えます。自己管理と計画性を育てます。
PLAY
攻守で求めること
攻撃
幅・深さ・斜めの関係、ブロックでの前進、ライン間、3人目、攻撃時の監視(失ったときの準備)を統合します。
守備
ブロックの構造とDFラインの組織。ハイプレス・ミドルブロック・ローブロックを試合状況から選びます。
切り替え
即時奪回とブロック形成を、試合状況と相手の特徴に応じて使い分けます。
ポジション
GK・CB・SB・DMF・AMF・WG・FWのポジション別プレーモデルを本格的につなぎます。
PERCEPTION
何を見るか(認知の範囲)
「見る → 選ぶ」だけでなく、予測 → 誘導 → 選択 → 実行へ。相手の次のプレーを予測し、自分たちが望む状況へ相手を誘導します。
COACHING
コーチングのポイント
- コーチが答えを与える割合を減らします。
- 「なぜそのプレーを選んだ?」「相手は何を狙っている?」「次は何が起こる?」「どの優位性を使える?」という問いを中心にします。
- ハーフタイムや試合後に、選手自身が試合を分析し、修正できる状態を目指します。
48 WEEKS
12のテーマ(例)
1年を4週ずつ12のサイクルに分け、1つのテーマを最低4週続けて学びを定着させます。テーマの順番は、チームの状況に合わせて入れ替えます。
IN PRACTICE
トレーニングの現場から
12のテーマは、毎週のトレーニングと試合のなかで繰り返し取り組みます。ドイツ遠征では、現地クラブとのトレーニングで学んだことを試します。



EXIT
次の年代へ渡す力(出口)
- ゲーム状況を認知してポジションを取る
- 優位性を見つける
- 相手を動かす
- スペースをつくる・使う
- 前進し、フィニッシュする
- 即時奪回する
- ブロックを形成する
- ゲームテンポを変える
FOR PARENTS
保護者の皆さまへ
最終到達点は、コーチの指示がなくても、選手自身がクラブのプレーモデルを実行できること。「ゲームを認知し、自ら解決策を選べる選手」を高校年代へ送り出します。進路や学業との両立も、一緒に支えていきましょう。
試合の日は「指示」ではなく「応援」を
| 控えてほしい声かけ | おすすめの声かけ |
|---|---|
| 「そこでパス!」「打て!」 | 「いいぞ!」「ナイスチャレンジ!」 |
| 「なんで今のを外すの!」 | 「惜しい!次いこう!」 |
| 「審判ちゃんと見て!」 | 判定にはコメントせず、拍手で応援 |
帰り道は反省会よりも「楽しかった?」「どんなプレーに挑戦した?」と聞いてみてください。
子どもたちの合言葉
| 場面 | 合言葉 |
|---|---|
| 攻めるとき | 広げて、ずらして、前進する |
| ボールを失ったとき | 失った瞬間が最初の守備 |
| 守るとき | 限定して、奪い切る |
| ボールを奪ったとき | 奪ったら最初に前を見る |
お子さまが家で口にしたら「どういう意味?」と聞いてみてください。