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U10-U11 判断の質向上期

PLAYER DEVELOPMENT MODEL|U10-U11

U10-U11 判断の質向上期

「優位性をつくる」

U6-U7基礎期U8-U9個人戦術基礎期U10-U11判断の質向上期U12-U13ポジショナル理解期U14-U15高度戦術融合期

THEME

認知によって優位性を発見し、仲間と前進する

「空いている場所」から一歩進み、なぜその場所が有利なのかを理解する時期です。認知・分析・選択・実行の質を高め、自分で修正する力を育てます。

戦術の単位:2〜3人

U10-U11の選手たち

GROWTH

この年代の発達の特徴

  • 新しい動きを見てすぐに真似できる、技術習得にとって特に大切な時期です。質の高いお手本と、判断を伴う反復を多く取り入れます。
  • 「なぜ?」を考え、言葉で説明できるようになります。問いかけ中心の指導が大きな効果を持ちます。
  • 3〜4人の関係や、チーム全体の配置を理解できるようになります。
  • 体格や成長のペースの差が目立ち始めます。体の大きさだけで評価しません。

PLAY

攻守で求めること

攻撃

数的優位・位置的優位・質的優位の考え方を段階的に導入。「数的優位をつくる → 相手を動かす → フリーな選手から前進する」を学びます。

守備

「プレス+カバー」の関係を導入。パスコースを切り、斜めの関係でカバーします。

切り替え

即時奪回とブロック形成の違いを知り、奪った後の攻撃の優先順位を理解します。

ポジション

8人制の各ポジションをローテーションで経験し、役割の違いを言葉で説明できるようにします。

ABCD①縦パス②落とし③裏へ
3人目の動き:落とし → 前向きの選手 → 裏へオレンジ=ポルターラ 紺=相手 実線矢印=パス 点線=ドリブル/走る

PERCEPTION

何を見るか(認知の範囲)

ボール・ゴール相手・空いている場所+ 味方スペース受ける前に次のプレー次にどこが空くか(予測)予測→誘導→選択→実行

「ボールが来る前に見る」が本格的な基準になります。相手・味方・スペース・次のプレーを見て、遠いスペースを見る習慣もつくります。

COACHING

コーチングのポイント

  • 「受ける前に何が見えていた?」「相手を一人動かしたら誰が空く?」「パスと運ぶ、どちらが前進できる?」と問いかけます。
  • 人数・方向・ゴールを段階的に加えて、難しさを調整します。

48 WEEKS

12のテーマ(例)

1年を4週ずつ12のサイクルに分け、1つのテーマを最低4週続けて学びを定着させます。テーマの順番は、チームの状況に合わせて入れ替えます。

01パス優先第一にパス、第二に運ぶ
02サポート前進・継続・緊急のサポート
03パスの質タイミング・強弱・受け手の優位
04マークを外す隠れてからゴール方向へ
05シュートコース優先・低いシュート
06カバーリング斜めの位置・優先順位
07パスコースを切る守備角度・距離・誘導
08ビルドアップ数的優位をつくる配置
09守備の深さライン間で受けさせない
10攻守の切り替え後ろに戻る・数的同数をつくる
11認知遠いスペース・ライン間・俯瞰
12まとめパス・マーク外し・守備

IN PRACTICE

トレーニングの現場から

12のテーマは、毎週のトレーニングと試合のなかで繰り返し取り組みます。ドイツ遠征では、現地クラブとのトレーニングで学んだことを試します。

日々のトレーニング・試合
TRAINING日々のトレーニング・試合
ドイツ遠征 現地クラブとのトレーニング
GERMANY 2023ドイツ遠征 現地クラブとのトレーニング
ドイツ遠征 室内練習場でのトレーニング
GERMANY 2023ドイツ遠征 室内練習場でのトレーニング

EXIT

次の年代へ渡す力(出口)

  • パスの優先順位で前進できる
  • サポート(前進・継続・緊急)
  • 受ける前の認知
  • 受け手が優位になるパス
  • マークを外すタイミング
  • 数的優位の活用
  • カバーリングの理解
  • ビルドアップの基礎
  • 攻守の切り替えをゲームで表現できる

FOR PARENTS

保護者の皆さまへ

この時期のテーマ判断の質を高める
練習で多く取り組むこと前へ進むパス、相手から離れる動き、守備のカバー
こんな姿が見られたら成長のサイン「なぜそのプレーを選んだか」を言葉で説明できる

練習でコーチが「今何が見えていた?」と問いかけ、すぐに答えを言わないのは、子どもが自分で気づくためです。ご家庭でも「どうしてそうしたの?」と聞いてみてください。

試合の日は「指示」ではなく「応援」を

控えてほしい声かけおすすめの声かけ
「そこでパス!」「打て!」「いいぞ!」「ナイスチャレンジ!」
「なんで今のを外すの!」「惜しい!次いこう!」
「審判ちゃんと見て!」判定にはコメントせず、拍手で応援

帰り道は反省会よりも「楽しかった?」「どんなプレーに挑戦した?」と聞いてみてください。

子どもたちの合言葉

場面合言葉
攻めるとき広げて、ずらして、前進する
ボールを失ったとき失った瞬間が最初の守備
守るとき限定して、奪い切る
ボールを奪ったとき奪ったら最初に前を見る

お子さまが家で口にしたら「どういう意味?」と聞いてみてください。

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