選手コース　土日活動保護者の関わり方に関してお願い

保護者の皆様、お休みの中、子供たちの送迎並びに試合への応援等、お力添えありがとうございます。

クラブ規則でもお渡ししております、土曜日・日曜日の保護者の方のかかわり方について今一度、ご確認ください。保護者の方には、良いサポーターになっていただきたいと思います。

【保護者は、できるかぎりゲームの観戦に出席するよう勧めます。】と、記載しています。

意味としては、できる限り時間を作り、試合や練習を見に行き、みることで時間を共有してください。というものです。

決して、子供のダメなところをみつけ指導するものでもありません。

決して、子供のお世話をしに来るものでもありません。

決して、大人の目線から子供に意見をおしつけるものではありません。

お家に帰った時、ご飯を食べながらでも、リビングでテレビを見ながらでも、一緒にお風呂に入った時でも、子供と共通の話をし、子供とのコミュニケーションをとるためのものです。

楽しい話のほかに、悔しかった話も出ると思います。子供たちが将来しっかりと『自立』していくために、子供のサポーターとしてご参加をせつに願います。それが、子供の成長につながります。

また、応援するときは、子供たちの「判断」を尊重し、外からの声で彼等にプレッシャーをかけないようにしてください。

日本サッカー協会より発行されている、サッカーハンドブックにも応援の仕方として、同じことが書かれています。親として、子供たちに頑張ってほしい気持ちも理解しております。

現在、応援の中で「いけー！」「ドリブル！」「シュート！」「パス！」「ファウルだろ！」「がんばれ！」「負けるな！」と、声をかけていただいておりますが、子供の立場になってみてください。

子供は、大人のリモコンロボットではありません。

「ドリブル」しようとしたのに、保護者の方から「パス！？」え！どっちがいいの！？あ～相手にとられてしまった。「がんばれ！」僕、頑張っているのにな～と子供は考えています。そのような声より、子供たちは、なにより称賛の拍手をもらえるだけでも、とても力になります。相手や味方問わず、良いプレーに対して、拍手を送ることが、子供たちにとって良い影響を与えてくれます。

保護者の皆様は、子供でもなく、コーチでもありません。良いサポーターになってあげてください。

子供の成長の為、言葉より拍手をおくってあげてください。

子供の成長の為、結果によってプレッシャーをかけないでください。

子供の成長の為、他の子供と比べないでください。比べるのであれば、今までのその子と比べてあげてください。

【保護者は、審判と通信したり、子供達が競技場にいる間、自分の子供に話すべきではありません。】と、記載しています。

意味としては、レフリーはレフリーに、コーチはコーチに任せようというものです。

子供にとって、良くも悪くも親は絶対的な存在です。その絶対的な存在の親がレフリーに対し、中傷した言葉や異議を発してしまえば、子供は同じようなことをします。試合中、納得がいかないことがあれば、レフリーのせいにし、プレーをやめてしまったり、ミスに対して、人のせいにし始めます。行動や言葉には、十分に注意してください。また、活動中の子供たちはコーチが子供をお預かりしています。

そこには、子供とコーチの関係があります。例えば、お母さん。お母さんと子供の話合いの中に、急に祖母、祖父が入ってきたらどうなりますか？お父さん。会社で上司と部下の関係の中に、急に他の上司、他の部下が入ってきたらどうなりますか？お分かりになると思います。もちろん、急に体調不良もしくは、大きな怪我をしたさいは、お力をかりる場合もあります。

コーチたちは、こんなことを考えてやらせています。

自分自身でいろいろなことをやらせています。答えを先に出すのではなく、いろいろな場面で「待つ」ことをしています。こどもはたくさん失敗することで、いろいろなことを学んでいきます。失敗する前に先回りして手を差し伸べていたら、自分で学ぶ大事なチャンスを奪うことになります。

失敗に対し大人から「だからこうだろ。だからお前はダメなんだ」と上から批判ばかりしていたら、自分で学ばなくなります。

子供目線にになって保護者の方も「待つ」余裕をもってください。

子供もいつまでも子供ではありません。親が思っている以上に、いろいろなことができるようになっています。

子供の自立の為、土日の試合など、

・応援は子供から離れた所に、観戦場所をとってください。

・解散までは子供に近寄らない。話しかけないでください。

子供が親離れをするように、親も子離れをする準備をしてください。

それが、子供の成長につながります。

そして、サッカーから帰ってきたら、結果ではなく、気持ちをきいてあげてください。主役は、子供たちだということを忘れず。

目先の勝利よりも子供たちが将来に向けて大きく育っていくことが大切だと私たちは考えております。

子供の自立を応援し、助け、見守っていける最高のサポーターに！

ポルターラ水戸サッカークラブ

代表　与沢　一男